「我慢する必要はない」と考えます。離婚のご相談に来られる方の中には、「離婚の原因が自分にあるため親権を取られてしまう」「パートナーが離婚に応じてくれず、また、強制的に離婚できるような理由も見つけられない」など、悲観的な見通しをお持ちの方が多くいらっしゃいます。

ですが、その見通しが必ずしも正しいとは限りません。例えば、親権者をどちらにするかはあくまでも子供の利益の観点から判断されるもので、離婚の原因がどちらにあるかとは別の問題です。
法律上の離婚事由があるかは詳しいお話を伺ってみなければ判断ができませんし、仮に法律上の離婚事由がなくとも、交渉によりパートナーの同意を得ることができれば離婚は可能です。また、離婚が難しいような場合であっても、別居など別の方法で今の苦しい状況を抜け出すことはできます。

探って行けば、何かしら方法はあるものです。我慢するよりも、状況を良くする方法を一緒に考えましょう。

お早めにご相談ください。パートナーとの関係が苦しくなってきたら、離婚の意思が固まっていなくてもお早めにご相談ください。離婚を選択される場合も、そうでない場合も、早めのご相談・対応が後々の良い解決に繋がります。
離婚を望まれない場合にも、別居など他の解決策のご提案、関係の修復や今後状況が変わられた場合に備えてのアドバイスなど、ご相談者様ごとに必要なアドバイス・サポートをさせていただけます。

また、離婚を具体的にお考えの場合にも、弁護士を間に立てていただくことで離婚へ向けた話し合いをよりスムーズに進めることができるようになります。
当事者のみの話し合いでは、お互いがどうしても「自分の言い分」にのみ意識が集中し、平行線になってしまいがちです。お互いに今後の人生や生活がかかっている以上それはやむを得ないことではあるのですが、そのままでは離婚手続がどんどん長引くことになります。
双方が弁護士を通して話し合いをすることで冷静になれ、また、実務上の相場感なども踏まえた、お互いに納得感のある着地点を見つけることができます。

親権、慰謝料、財産分与をどのように決めるのかは、ご自身やお子様の今後に関わる重要なことです。これらの条件については、離婚届に判を押す前に、ぜひ慎重にご検討されてください。
「離婚の手続きから早く解放されたい」「パートナーから早く離れたい」など、離婚を急がれるお気持ちはわかります。しかし、繰り返しになりますが、離婚の条件は大変重要です。お一人では大変な場合は、ぜひ弁護士をお役立てください。